「間違っても新田さんは嫁にはもらいませんっ!
私はしっかり私を守ってぐれる人のお嫁に行くんです!」

「ふーん、でどこのどいつがお前みたいな気が強いじゃじゃ馬を嫁にもらってくれるんだ?

もう30だぞ朝陽。
ったく、その気が強いひねくれた性格は誰に似たんだ?

顔は俺に似て美人なのに」

「あらお父さん、朝陽は私似にて美人なのよ。
その、頑固で素直じゃない気の強いところはあなたにそっくりでしょ」

呆れたたように母が私たちを見ながら、お昼ご飯たと呼びにきた。