自分の部屋の掃除は1時間かからずに終わった。


ふぅ...。


やっと休める。


と、胸を撫で下ろしたその時。



―――ドタンっ!



え?


な、何事?


お、お隣さん?


倒れた、の?


私は急いで部屋を飛び出し、隣の部屋のドアをノックする。



「あのー、大丈夫ですか?今音がしたんですけど!返事をしてください!」



ドアに耳を押し当てるものの音は聞こえない。


私の幻聴だったのかな?


いや、そんなはずない。


確かに聞こえたもん。