──ガラガラッ──

扉が開く音にいつもドキドキしてしまう。

「目の調子どう?」

聞いてきたのは担当医の藤井先生。

ここは大学病院だからおじさんの先生ばかりだと思っていた。

だけど、実際担当になったのはイケメンの先生だった。

栗色の髪の毛はふわふわしていて思わず触りたくなる。

目の色も少し茶色くて、その色が私はとても好きだ。

ぱっちりした目で見つめられると、どうしても顔が赤くなってしまう。

身長は高く、程よく筋肉がついた体。

白衣がとっても似合っている先生だ。


私は男の人が苦手だし、あんまり関わる機会がないから、触られると顔が赤くなってしまう。

その癖を治したいけど、治る気配がないのが現実。

だからもちろん藤井先生に触れられると赤くなってしまうんだ。

治療のためだから仕方ないってわかっていても。

最初は若いイケメン相手だから赤くなるのだと思っていたが、違うみたいだということが最近わかった。

だって、看護師さんでイケメンの人もいるけど、その人に採血されても顔は赤くならなかったから。

そして私なりに考えたんだ。


きっと私は、藤井先生が好きだ。

そう思った日からずっとドキドキが止まらない。


だから自覚してから1週間経った今もずっとドキドキしてる。

むしろ毎日ドキドキが増しているような気がする…