ドアはガララと音を立てる。


「きたよ」

「いらっしゃい、また来てくれんだ。今日は、日が照って暖かいね」

「そうだね」

「日向ぼっこって気持ちいいよな、眠くなってくる…」



「……猫みたい」



「なあ、昨日の話の続きは?」

「お話ね……」

あたしは椅子に座り話し始める。




彼は少し眠たそうにこちらを見ている。



あのね今日は日は照って暖かいけど、風は冷たいんだよ。