みんなにとって、『音楽』ってなんだろう?
家族のように寄り添ってくれるもの。
友達のように励ましてくれるもの。
もしくは、先生のように道を示してくれるもの。
他にも、恋愛系の曲を聴くと「恋がしたいな。」と感じたり、昔にハマっていた曲を久しぶりに聴くと「懐かしいな。」と感じたり、懐かしい仲間に会いたいと思ったりその場所に行きたいと思うこともあるだろう。
私がどう思うかって……。
私にとって『音楽』は、誰かの『物語』をかき集めたものだと思っている。
小説や絵画でも伝える手段はあったのに、たまたまそれが『音楽』だった。
それだけの話だと私は思っている。
私、外尾安奈|《ほかおあんな》はその『物語』をちりばめた音楽に縋って生きている。
それはきっと私に限らずとも誰にでも当てはまるものだと私は思う。