頼みの綱の母に断られてはなす術がない。


オレは諦め、週末を待つことになった。


母が言うようにオレは彼女が未だに好きなんだと思い知らされた。

初恋とは特別なものだとはよく言ったものだ。

ただ、彼女の目に映って頼られだけでもこんなにも嬉しいと思っている自分がいた。

浅はかな考えだろうけど、彼女の娘を利用しようとしていた。