でも、助けてもらうと罪悪感に包まれる。

…あの日から。

思い出したくない過去が頭の中にフラッシュバックして、思わず顔を歪める。


「………七海?」


結ちゃんの声でハッと我に帰った。

「あっ、ううん、何でもない…」

頭をふるふる振って、結ちゃんに笑いかける。