入った途端、ふわっ…と、本の匂い。


 ここ、めっちゃいい!

 しかも、見渡しても私以外人がいない。

 ということは、ほぼ独占と言っても過言では無い…!?


 私は、そばの本棚から1冊本を抜き取る。


「あっ…これ…」

 この本、お父さんが持ってた本の続きのやつだ…!


 英語の本だから、なかなか書店や近くの図書館に無くて、諦めてたやつ。

 これ、読みたいな。

 ソファや椅子はまとめて手前にあるけど、ここじゃ暗くて目に悪そう。