「り、梨々ちゃんは?いるの?」

 なんだか気恥ずかしくなり、梨々ちゃんにふってみる。

「うーん。いる、かなぁ?…いや、いない」


 何か考えてるみたいに頭抱えてるけど、すぐに、

「でも、彼氏いたことはある」

 と、真顔で言われた。


「ええっ、凄いね。どんな人だったの?」


「イトコ」



「……………………へっ?」

 ………イトコ?イトコ…って。


「えええええっ!?」

 イトコ!?


 イトコ!?