「アメリカはどうよ?」

「んー、ぼちぼち。まぁ忙しいかな」


見渡すと、久しぶりのメンツが続々と集まってきていた。


「俺らもそろそろ入ろうか」

「ああ、先行ってて」


元クラスメイトと話していたはずの七海が男に絡まれてる。


「あーなるほど」

「しっかし日向ちゃんも美人だなー…
どっかの芸能人じゃないか?」


高校では有名カップルだった2人。

ラブラブでこのまま卒業したら結婚して同棲し始めるのではないか━━━━とほとんどの人が思っていた。


「まぁこれも、あいつらっぽいか」


ハルキが入口に向かって歩く。


ちょうど昴はナンパの男を追い払ったところだった。