結局、レポートが終わったのは夕方。
昴くんが手伝ってくれたからすごく早く終わったけど私は疲れてクタクタ。
「ごめんね、せっかくの休みなのに付き合わせて…」
隣で伸びをしている昴くんに言うと、笑顔で
「ううん。七海といれたらそれでいいからさ」
と言われた。
「………明日、みんなに会えるね」
久しぶりに。梨々ちゃん、藤寺先輩、クラスのみんなと会える。
なんて言ってくれるかな。
雅月のおかげで、私は変われたんだ。
大学生になってもっと変わったんだって思ってくれるかな。
「そうだな。きっとあいつら元気なんだろうな」
昴くんはたぶん、リュウさんとハルキさんのこと考えてる。
私たち、まだまだ仲良しだよ。
私これからもずっと…昴くんだけが好きだよ。
この日は高校の思い出をたくさん話して寝た。