七海に似てるの、ほんと。
「ありがとう」
リビングでお茶を飲みながら話す。
なんだかんだで、私は颯空さんと改めて話したの初めて。
「柊に先こされちゃったなー」
「あれ、日向彼女いなかったっけ?」
「いないよ、独り身。余生寂しいなぁ」
「よく言うよ。その顔で、その歳で。
七海ちゃんがいなくて寂しいんだろ」
そうだねぇ、と颯空さんは頷く。
「でも、七海は七海がしたいように生活してほしいしね。まぁ欲を言うと超会いたいけど。日曜日まで待つしかないね」
私も。すっごい楽しみだなぁ。
「雅月、どう?」
ヒロくんが聞くと、大人の笑みでこたえる。
「俺たちがいた頃よりピカピカしてる。
柊と梨々ちゃんも今度来なよ」
雅月の教師になった颯空さん。
会社で成績トップらしいヒロくん。