「そーだよ!それに乃亜だって言ってただろ?美樹は死んだって!」





【そう、あってるよ。私は既に死んでいる。】





「なら、どーしてそこにいるの?」





「そーだよ!生きてるじゃねーか!」





『それは、美樹があの話の主人公だから。』





「はぁ?何言って…?」





【うん。そーだよ。乃亜の言う通り。あの噂話の主人公は私。中野美樹の物語。
でもね、私だけのお話ではないの。
これは花宮乃亜のお話でもある。】