コンクリートで囲まれた味気のない部屋で

男『ふふっ、僕の可愛い―――。必ず迎えに行くね?だから今は少しの幸せを楽しみなよ、僕に怯えながらさ.......』

少し黄ばんで茶色くなったうさぎの人形を撫でながら、部屋の雰囲気に合わない花が綻ぶような笑みを浮かべそう呟く男......

いや青年と言った方があっているだろう。


ここから始まる物語。あなたが主人公ならどう進める?

これは1人の少女が明るい未来を見るための儚く切ない物語。

幸せと喜び、悲しみと怒り、恐怖と狂気が詰まった物語。

恐怖に包まれながら偽りの自分を演じ続ける少女。
なににも囚われず過去と戦いながら自由に生きる少年。
狂うほど何かを愛してしまった人。

どうぞ楽しんで.......