「私と晴くんの運命を繋いだのはあのモニターか!」
「…モニターぶっ壊すか」
「いや!?ダメだよ、そもそもできないじゃん」
「そうだった」
目元をクシャリとさせ彼は笑った。
「で、聞きたいことって?」
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「昼間は暖かいけど、夜はまだ冷えるね」
「寒い?」
「ちょっとだけ」
手を擦りブランコに乗ると、軽く漕ぎはじめる。
「公園とか久しぶりだよな」
「確かに、小学校以来来てなかったかも」
人が沢山いて落ち着かないからと、晴くんを誘って近くの公園にきた。
昼間は小さい子が来るのか、砂場には道具が置きっぱなしにされている。
「小さい頃さ、よくブランコに乗ってだれか1番高く漕げるか競争とかしなかった?」
「したした。あと靴投げたりな」
「小さい頃って無邪気に遊んでたけど、今考えれば何が楽しかったんだろーって不思議になる」
「ガキの時って今と全然違う見え方してるから楽しかったんだよな」
「そうそう」