うぅっ…は、恥ずかしすぎるよ…。




2人っきりの時ならまだしも、人に見られてるときは控えて欲しい…。




「…芙羽梨、明らかに困ってるんで離してもらってもいいですかね?」




そこにかずくんがやってきて、私の腕をガシッと掴んだ。




「へぇ…そうかな?僕の目には困っているふうには見えないけど?」




「だとしたら相当視力が悪いんですね。おすすめの眼科を教えましょうか?」




やっぱり二人が顔を合わせる度に火花が散ってるのか、雰囲気は急激に重くなった。