「すごい嬉しい…!芙羽梨の作るものはなんでも美味しいけど、このクッキーに勝るものはない気がする」 満面の笑みを浮かべて喜んでくれる彩凛ちゃんが、カンカンに照っている太陽より眩しくて。 作った私の方が断然嬉しくなる。 「ふふっ、ありがとう。彩凛ちゃんがそう言ってくれると、凄く嬉しいっ…!」 「もうっ…ほんとに可愛いんだから…!先輩にはもったいないわほんと…」 「…?」