『あっ…すみません、お母さんに呼ばれちゃいました…』




「名残惜しいけど、仕方ないね。また朝迎えに行くから」




もうちょっと話していたいけど、あまりわがままを言って芙羽梨を困らせることはしたくない。




「おやすみ」




『おやすみなさ…』




「好きだよ」




『っ…!?』




-ピッ




最後の言葉で、どれだけ顔を赤くしてるんだろうか…。




そんな想像をしてしまうほど、芙羽梨のことが大好きなんだと実感する。




相川くんにあんな宣戦布告をされたけど、もちろん勝つ。




僕たちの間になんて、絶対に入らせない。