「芙羽梨、迎えに来たよ。一緒に帰ろう?」




え…?し、詩音先輩っ…!?




あの昼休みのあと、普通に授業を受けて放課後になった…んだけど…。




詩音先輩とは、いつも通り裏門で待ち合わせるつもりだった。




だけど、今私の教室の外で笑いかけてくれる人は紛れもなく詩音先輩で…。




「昼休み会えなくて寂しかったから、来ちゃった。ダメ…だった?」