蒼は今日は学校にこなかった。

家が大変なのか。

蒼の心や頭の中は少しも透けて
見えない。


「家に向かってみようかな.....」


どうゆうお家に住んでるんだろう。


意外にも良かったことに
わたし家からすぐ近くのお家だった。

先生にプリントや手紙をわたしにいくのはやらせてくださいと言った。


わたしは速歩きで学校を出た


寒い冬はまだ17時なのに
暗くて顔が冷たくて手が真っ赤に染まる


蒼の家は案の定
ボロボロの紺色のアパートだった


カメラもないチャイムを鳴らす


「ピンポーン」