「風鈴ちゃんさー、茜が好きなの?」



放課後、遠山先輩と最近SNSで有名のカフェに来ていた



「は?」


からかわれてるのかと遠山先輩をみると
遠山先輩は至って真面目な表情だった


遠山先輩の目には私が立花先輩を受け入れているように見えていたんだろうか


「だっていつも茜の背中ばっか見つめてるじゃん」


「そ、それは…っ」




否定ができない



見てしまうのは事実だから。




だけど、それは…




「気になるんです」



「ラブの予感!?」


目をキラキラさせる遠山先輩を見て
否定だけすれば良かったとすぐ後悔する



「遠山先輩が思っているような事はありません

今もこれからも」



そこだけはしっかり否定する


「えーつまんないの〜」



もちろん立花先輩の事は
人として別に嫌いでは無い

というかそこまで先輩の事を知らない


知り合ったばかりだし。