しばらく静かな空気が流れる 立花先輩は黙って私の返事を待っているようだ ブレザーでゴシゴシと唇を擦る 「先輩は私が好きなんですか?」 「美人は好きだけど?」 質問の答えになっていない 美人なら誰でもいいと聞こえる というかそういう事だよね 呆れた。 「先輩…ふざけないでください」 「ふざけてないけど」 ふざけてないのは本気とは言わんばかりの真顔 本っ当に謎だ