コンパクトミラーを開けた途端、中から光が溢れる。
「こんにちは~~~!」
ミラーの中から陽気な声で挨拶をするウサギの帽子を深く被った女の子が現れた。
しかし、いつも思うのがこのコンパクトミラーはどういう仕組みなのだろうか。
そもそも、この女の子はなんなのだろうか。
そのことを聞いてもどうせ、答えてくれないんだろうけど・・・・。
「あれれぇ~~?なーんか微妙な顔してますね~」
カラクリうさぎの女の子は私達の表情に楽しんでいるかのような声を出す。
「・・・・今のが刻なの?」
私は怪訝そうに尋ねた。
「ええ、そうですよー」
カラクリうさぎはニコニコと笑いながら頷く。
「刻って何?」
「合図です、ひとつの段階の」
「合図?」
「今回、資料室を開けましたよね」
「あ、うん・・・・」
すると、カラクリうさぎは目まで覆っているポンチョに付いている帽子をクイッと更に下げる仕草をし、未だ口元の表情しか見えていない口の口角をあげ、私達に向き直る。
「では、ヒントを差し上げましょう」
カラクリうさぎはそう自然に言った。
「ヒント?」
「それって、゛大事な想い゛ってやつの?」
「ええ」
ヒント・・・・ヒントを知って簡単に見つかるものなのだろうか。
そんな疑問が心に悶々と募った。
「こんにちは~~~!」
ミラーの中から陽気な声で挨拶をするウサギの帽子を深く被った女の子が現れた。
しかし、いつも思うのがこのコンパクトミラーはどういう仕組みなのだろうか。
そもそも、この女の子はなんなのだろうか。
そのことを聞いてもどうせ、答えてくれないんだろうけど・・・・。
「あれれぇ~~?なーんか微妙な顔してますね~」
カラクリうさぎの女の子は私達の表情に楽しんでいるかのような声を出す。
「・・・・今のが刻なの?」
私は怪訝そうに尋ねた。
「ええ、そうですよー」
カラクリうさぎはニコニコと笑いながら頷く。
「刻って何?」
「合図です、ひとつの段階の」
「合図?」
「今回、資料室を開けましたよね」
「あ、うん・・・・」
すると、カラクリうさぎは目まで覆っているポンチョに付いている帽子をクイッと更に下げる仕草をし、未だ口元の表情しか見えていない口の口角をあげ、私達に向き直る。
「では、ヒントを差し上げましょう」
カラクリうさぎはそう自然に言った。
「ヒント?」
「それって、゛大事な想い゛ってやつの?」
「ええ」
ヒント・・・・ヒントを知って簡単に見つかるものなのだろうか。
そんな疑問が心に悶々と募った。