その日、私はとある男の人の夢を見た。




だけど、誰かさえもわからず、そこで目が覚める。




「・・・・・・・・誰?今の人?」




この夢、前にも見たような気がした。




「ふう・・・・」



窓の前に立ち、外をみぞえる。



ここに来て数日が経ったけど、私は未だに戸惑いを持っていて、みんなに近づけずにいる。



恣枦華くんの言う通り、一歩前に出て仲良くすべきなのだろうけど、人が苦手な私にはそれが上手く出来ないでいる。