私には居場所というものがない。
この家は、両親と妹の桜来螺〈さくら〉と私、沙紅芦〈ざくろ〉の4人家族の明るい家庭と通っているけど、それは、私を除いて3人の事だ。
私は元々捨てられた子で、両親の間には既に実の娘で私の義理の妹の存在がいたのに関わらず、私の存在を知り孤児院にいた私を引き取ってくれた。
赤の他人を引き取ってくれた過去もあるけど、私の性格にはある意味問題がある。
私は昔から人と関わる事が苦手で、それ以前に最近ではこの世界に対しても憂鬱を感じている。
なんの変化もない日々。
毎日が同じ繰り返し。
思い出はすぐ消えてしまう。
出会いなど求めてもいい事などない。
それは学校でもそうだ。
どこへ行っても私の居場所はない。
人と接するのが嫌いだから、極力話さないし声をかけない。
だから、いつも1人でいる。
16年間生きた中で唯一、人に興味を持ったのは小学生の時に出会った男の子である。
たった一回だけで名前は忘れてしまったけど、あの男の子の事はとても印象に覚えている。
あの子は今どうしているのだろうか。
彼ともう一度会いたい。
ただ、それだけだ。
この家は、両親と妹の桜来螺〈さくら〉と私、沙紅芦〈ざくろ〉の4人家族の明るい家庭と通っているけど、それは、私を除いて3人の事だ。
私は元々捨てられた子で、両親の間には既に実の娘で私の義理の妹の存在がいたのに関わらず、私の存在を知り孤児院にいた私を引き取ってくれた。
赤の他人を引き取ってくれた過去もあるけど、私の性格にはある意味問題がある。
私は昔から人と関わる事が苦手で、それ以前に最近ではこの世界に対しても憂鬱を感じている。
なんの変化もない日々。
毎日が同じ繰り返し。
思い出はすぐ消えてしまう。
出会いなど求めてもいい事などない。
それは学校でもそうだ。
どこへ行っても私の居場所はない。
人と接するのが嫌いだから、極力話さないし声をかけない。
だから、いつも1人でいる。
16年間生きた中で唯一、人に興味を持ったのは小学生の時に出会った男の子である。
たった一回だけで名前は忘れてしまったけど、あの男の子の事はとても印象に覚えている。
あの子は今どうしているのだろうか。
彼ともう一度会いたい。
ただ、それだけだ。