「・・・・・・・・」




私はまだ困惑な気持ちでいる。




だけど、叶うとしたら信じてみたい。




私は微かな期待と不安を抱えながらも、願おうと決意し倉庫の階段の上にと登り、手に持っている写真フレームとカラクリうさぎのイラスト2つの物をそこへと置いた。




階段から降りてきて、私は祈るように手を合わせ目を瞑った。




「・・・・・・・・」









「・・・・・・・・」




静かな心で私の想いをぶつけるように願いを捧げ、ゆっくりと瞼を開ける。




(これでいいんだよね、これで。
明日、また来よう)





そう何かを思う感情を持ちながら、その場を後にするかのように踵を返す。



「願い、伝わっているといいな」




空を見上げぽつりと言った言葉は、ほんの少しだけいつもより軽い感覚のように思えた。




そして、カフェへと足を向けた。