「あら、それはーー」
「!」
別の場所を廻っていたお姉さんが、私に近寄ってくる。
私が見つめていた視線を、お姉さんも同じように見る。
「これって」
おそらくお姉さんはこのうさぎの置き物を存知ているだろうと思って、聞いてみる。
お姉さんは静かな口調で答えてくれる。
「ウサギの神様の像よ」
(ウサギの神様?これが?)
お姉さんが言った言葉に、うさぎの置き物をじっと眺めた。
「・・・・・・・・」
考えるように何かを思って、像を見やる。
(うさぎ・・・・うさぎ・・・・)
うさぎという言葉を何度も心の中で口にしていると、一瞬、妙な感覚が目の前をよぎった。
(!?)
まるでそれは、白昼夢的な感覚だった。
「ーーー?大丈夫?」
「!?あっ」
お姉さんの声で我に戻る。
さっき起きた感覚に自分でも驚き、我に戻ると同時に唖然となっていた。
「そろそろ、出ましょうか?」
「えっあ・・・・はい」
なんだったんだろう、今の・・・・?
変な感じ・・・・。
「!」
別の場所を廻っていたお姉さんが、私に近寄ってくる。
私が見つめていた視線を、お姉さんも同じように見る。
「これって」
おそらくお姉さんはこのうさぎの置き物を存知ているだろうと思って、聞いてみる。
お姉さんは静かな口調で答えてくれる。
「ウサギの神様の像よ」
(ウサギの神様?これが?)
お姉さんが言った言葉に、うさぎの置き物をじっと眺めた。
「・・・・・・・・」
考えるように何かを思って、像を見やる。
(うさぎ・・・・うさぎ・・・・)
うさぎという言葉を何度も心の中で口にしていると、一瞬、妙な感覚が目の前をよぎった。
(!?)
まるでそれは、白昼夢的な感覚だった。
「ーーー?大丈夫?」
「!?あっ」
お姉さんの声で我に戻る。
さっき起きた感覚に自分でも驚き、我に戻ると同時に唖然となっていた。
「そろそろ、出ましょうか?」
「えっあ・・・・はい」
なんだったんだろう、今の・・・・?
変な感じ・・・・。