「何かに動揺してた・・・・」


「動揺・・・・」


ポツリと言った言葉に紫衣羅くんが反応する。



「うん・・・・少し気になる」



なぜだかわからないが、碧斗くんの言動が気になって仕方なかった。



「へえ」


私の言葉に紫衣羅くんは嬉しそうな表情を見せた。






「じゃあ沙紅芦、ちょっと様子見に行ってあげて。これ届けるついでに」



そう言って、紫衣羅くんは白い封筒を渡す。


「あ、封筒」



(これ、碧斗くんのだ。拾い忘れ落ちゃったんだ)


「俺らより君の方がいいでしょ?」


(私の方がいい?)



私より紫衣羅くんの方がいい気もするのだが。



「そうなのかな・・・・?」



「うん。ちょっかいや抱きつきしまくってるから」



(あ、そういう事か)



「そっか、わかった」



「うん、よろしく」



「・・・・・・・・」



でも、なんか碧斗くんに訪れるのが少し恐れ多い気がする。



(でも、心配だし・・・・)



私が人を心配するなんて驚きだけど、気になる・・・・。








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『なんで、この写真があるんだろう。




おかしい・・・・あるはずないのに。




ある訳ないのに・・・・。




なんで・・・・なんで・・・・。




捨てたはずなのに・・・・。』





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