なんだろう、大事な物って・・・・。



カラクリうさぎが消えた後、私達はそれぞれの見つけ物を開けた。



(!)



夢の世界では開ける事はできなかったけど、現実では開ける事ができた。


あれは彼女が開けないようにしていたんだろう。



ファイルにの中の物を取り出すと、そこに入っていたのは━━━━。



「これは・・・・イラスト?」



奇抜なうさぎの絵が書かれた少々不思議なイラストだった。


「これって・・・・私が描いた絵だ」


(なんでこれが・・・・)



「!?」



(これって・・・・、確か誰かの噂を耳にして描いたやつで・・・・・・・・それで・・・・どうしたんだっけ?)


何かを思い出しかけそうだったんだったけど、途中までしかわからない。



「・・・・・・・・うーーん」




微妙な思い出し方に居心地悪さを感じたけど、仕方ないのだろう。