(えっと、第6の題は)


私は第6のステージの封筒を取り中の紙を開く。



「なんて書いてある?」



手紙に書かれてある文字に対し、紫衣羅くんの問いに思わずじっと彼を見つめる。



「沙紅芦?なんで、俺の事じっと見てるのかな?」



「えっと、゛宝探しをしろ゛だって紫衣羅くんの」


「俺の?」



その問題は、今までのステージの題とは異なった1人に向けてのものだった。



「どういう事?」



よくわからない題に、紫衣羅くんは私の横から紙を覗きこむように顔を近付ける。



(・・・・)



「キーワードは、゛色と性格゛?」



なぜか暗号みたいな感じになっているようだ。



「何それ?」



「さあ」



紫衣羅くんはなにがなんだかって感じだ。



正直、私にもなにがなんだかさっぱりだ。