なんとか体勢を取り直し、次のステージの問題のグレーの封筒を見る。



「えっと、第5は゛感じろ゛だそうです」



「はっ？」



次もまた変な何題が書かれているようだ。


これからもずっとこんな感じなのだろうか。






「ねえ、なんか熱いんだけど････」



「洞窟になってますね」



いつの間にか現れたのか目の前に洞窟が現れ、中へと進んでいくと、更に熱さが濃くなっていく。



「ってマグマになってんじゃんか！」


恣枦華くんは突っ込むようにマグマに叫ぶ。


「゛感じろ゛ってこういう事なんだ」



「ムチャクチャだ････」




「あーー本気で死ぬかと思った〜」


碧斗くんはくたびれるかのように、地面へと仰向けに倒れ込む。


「沙紅芦、大丈夫？」


紫衣羅くんは心配そうに私に聞き込む。


「な、なんとか････」


まさかマグマだけではなかったとは････。



「というか、やりすぎですよね」



疲れた表情で朱笆さんは私達に言う。



「本当だよ、ムチャクチャだよ！」



仰向けになって倒れこんでいた碧斗くんがまたガバッと起き上がり放つ。


確かにメチャクチャだった。


マグマだけかと思ったら、次々と嵐のように色んなものが起きたのだった。


マグマに大雪に得体の知れないものに巨大な枝といった摩訶不思議な物が降ってきたり起きてきたのだった。



「あのクソウサギ、何考えてんだよ。絶対に楽しんでんだろ」


ぼやきを止めていたと思いきや我慢していたのか、とうとうぼやき始める恣枦華くん。




「あー次行きましょうか」


「そうだね、時間ないし」



そして、次の何題に向かうのだった。