「なっなんだったんだ・・・・一体」




どこからかと転がってきた巨大岩から全速力で走り続け、第3ステージの看板まで通過した途端、突然と巨大岩が消えた。


「消えましたね」



「はい、突然と・・・・」



「とりあえず、クリアになったんだ」


「大丈夫?沙紅芦ちゃん」



普段、体育以外で運動する事なく、ここではなぜかトレーニングルームがあるけど私は使うことないので、いきなり全速力したのである意味息切れが激しい。



「へっ・・・平気」




本当はあまり平気じゃないけど・・・・。



「あ、第3のありました」



朱笆さんが看板からグレーの封筒を見つけ手に取る。



時間ないから休憩している時間などないんだろう。



次もこんな感じの質問だったらどうしよう。



着いて行くだけで大変だ・・・・。




「何て書いてある?」



紫衣羅くんは朱笆さんに近付き封筒に覗かせる。



「また変なのじゃないといいんだが」



確かに、最初から変なものばかりだ。



これが、試験にどう繋がっているのかも不明だ。