合図で全員がリビングに集まったところで、コンパクトミラーを開けると、いつものようにまばゆい黄色い光が溢れる。





そして、コンパクトミラーの中から。




「パッパラッパパーーーーー♪」



と明らかに陽気な効果音のような声と同時にカラクリうさぎの姿が出てくる。




私達とカラクリうさぎとの温度差が微妙に違い変な空気になる。



「ありゃ?なんです~?微妙な顔をさなって」



「いや、別に・・・・」




温度差に違いがありすぎて、全員が微妙にぽかんとなる。





「じゃあ、合図を言いますね」



「あの、その前にちょっといいかな?」


合図を言うカラクリうさぎに対し、碧斗くんが彼女に何かを聞きに入った。


(碧斗くん・・・・?)