「まって!!!」



あたしは叫んでいた。


「あたしにやらせてもらえませんか??」


あたしはナースさんにお願いした。

これが健に触れるのが最後かもしれないから…




「俺からも…お願いします…」

おじさんも横で頭を下げていた。



「はい。いいですよ。」


「ありがとうございます!!」



ナースさんは、笑顔で「お別れをちゃんと言うんですよ!?」って言って去っていった。


「彩夏ちゃん…あとはよろしくね」


おじさんもそれだけ言って出ていった。


ここには、あたしと健だけ…。