好きっ‼︎



大好きっ‼︎



「由乃の誕生日にも、キーケースにする」

「嬉しい‼︎」

「高くなかった…?」

「バイト代、残ってるから大丈夫だよ」

「なんかごめんね…?」

「あたしがあげたかったからいいの‼︎就職したら、もっといいものあげちゃうんだから」

「楽しみにしておく」

「18歳だね、理音くん」



そっか。



結婚してもいい歳になったんだ、俺。



これはさ、ちゃんと責任とか感じなきゃダメなヤツだよね。



「俺、頑張るからね」

「うん」

「由乃のこと、ちゃんと幸せにできるように、頑張るから」

「そんなの、一緒にいたら幸せだよ?だから、理音くんは理音くんの思うように生きて?」

「俺の…?」

「うん。あたしは、そういう理音くんが見たいよ?」

「…………わかった。迷惑かけるかも…」

「一緒に頑張ればいいんだよ」



そういう由乃だから。



だから好きなんだ。