学校の登校ってメンドイ…

分団登校だもん…

「みんなー学校ついたよー」

うちは1年生や2年生の子たちに大きな声で言った。

「はるちゃん。ババイー」

そう言って声をかけてくれた2年生の子。

纐纈 乃亜 お母さんがホステスという一人っ子だ。

髪の毛はすこし茶髪。くるくるのカール。

お人形みたいなくりくりした目…

可愛い…
「おっす。のあっ!」

そう 声をかけてきたのは男の子たち。

きっともてるんだろうな…

でも 乃亜は、男の子たちと手を振ると

「きも。」と小声で言った。

「のあっ!それは失礼だよ…」

「え?私には心に決めた人がいるんだけど。」




えええええ!?

小学2年生でそんなんありですかあ?

「誰?」

「綾。」

と照れながらいう 乃亜。

「綾ってうちの分団の…綾?」

「まっまあね。」

照れながら言うのがまさに小さな恋っ!

「そうなんだあ…」

うちはニヤニヤしながら、乃亜に言った

「のあーっ」

乃亜の彼氏?登場。

「あーっ!今日も遅刻?綾最低っ!」

と怒りながら言う乃亜。

「のあ…ごめんなさいっ!」

謝る 綾。

「仕方ないな…許してあげるっ!」

そういって手をつないで歩いて行った。

小さい子って正直。