そして迎えたGW。生活環境が変わって、精神的肉体的に溜まった疲れを癒やすべく、少しのんびり・・・なんてつもりはサラサラなく、学生時代の友人達との予定でビッシリ。


この1ヶ月の新社会人生活のあれこれを報告し合い、愚痴ったり、自慢をしたり、イケメンの先輩がいるとか、いろんな話に花を咲かせ、いつの間にか学生のノリに戻って、楽しい時間を過ごしている。


高校時代からの大好きな親友2人とも、当然会った。安定期に入ったとは言え、悠に無理をさせたくなかったから、場所は現在の悠と白鳥先輩の愛の巣に近い都内某所のイタリアンレストラン。


「だいぶ、ふっくらして来たね。」


悪阻が重かった悠とは、しばらく会ってなかった。もともとは、小柄でスレンダーな悠のお腹周りがいかにも妊婦さんというふうにふっくらしているのを見て、順調そうで安心する。


「うん。最近、あっ、本当に徹くんの赤ちゃんが、私のお腹の中にいるんだって実感する。エコー写真もね、本当にもう人の形なんだよ。」


「へぇ。」


「赤ちゃんがお腹を蹴って来るんだよ。徹くんがお腹に手を当てて、呼び掛けると、わかるみたいで、返事するみたいにね。もう可愛くって。」


なんて、目尻を下げて、デレデレの表情で言う悠。幻になっちゃったけど、幼稚園の先生になる予定だったくらい、子供が好きなんだもんね。


「そう言えば、そろそろ赤ちゃんの性別分かる頃なんでしょ?」


と私が人から聞いた知識を披露すると


「まだはっきりしないんだけど、たぶん女の子だって。」


と答える悠。


「悠と先輩の子じゃ、間違いなく美人になるから、将来先輩がヤキモキするね。」


「そんなのまだわからないよ。」


加奈の言葉に、悠がそう返して、私達は笑い合う。