「聡志・・・。」
一方、俺の名を呼んで、身体を摺り寄せて甘えてきた由夏は、でも
「聡志のバカ、嘘つき!」
と一転怒りだす。
「えっ、なんだよいきなり?」
戸惑う俺を、恨めしそうな視線で見上げる由夏。
「聡志は本当に酷いよ!」
「いや、だからなんなんだよ・・・。」
「だってそうでしょ。5歳の時の約束を破って、友達にからかわれたくらいで、由夏にずっと冷たくして。でも高校の卒業式の日に、やっとカレカノになれた時、約束してくれたよね。それまでの分、一生かけて償うって。」
「由夏・・・。」
「でもさ、結局また約束破って、由夏のこと突き放した。去年の秋、ちゃんと約束したよね。仕事は辞めて、あなたの所に行くって。半年後っていう約束が守れなくて、聡志を不安にさせちゃったのは、確かに由夏も悪かったよ。でも、何で信じてくれなかったの?。酷い、酷過ぎるよ。聡志にとって由夏って、その程度の存在なの?」
「いや・・・それは・・・。」
さっきまでとは一転、由夏の可愛くも真剣な恨み節に、俺は言葉に詰まる。
「でも、惚れた弱みで、もう1回だけ許してあげる。だけど、もし今度こんなことして、由夏を裏切ったら、絶対に許さない。本気だからね!」
そう言って、潤んだ目で、俺を見上げる由夏。この子が、この数か月の間、どんなに辛くて、悲しい思いをして来たかが、胸に迫って来る。
「わかった、約束する。由夏、本当にごめん。もう絶対に離さないから。今度こそ、ちゃんと由夏を一生大事にして、一生幸せにするから。だからずっと側に居てくれ、ずっと一緒にいて欲しい。由夏!」
「うん・・・わかった。聡志がちゃんと捕まえておいてくれれば、由夏はどこにも行かない。行くわけないじゃない・・・。」
そんなことを言って来る、自称「とびきりラブリィでキュ-ト」な俺の彼女が、ただひたすらに愛しくて、俺は更にきつくきつく、由夏を抱きしめていた。
一方、俺の名を呼んで、身体を摺り寄せて甘えてきた由夏は、でも
「聡志のバカ、嘘つき!」
と一転怒りだす。
「えっ、なんだよいきなり?」
戸惑う俺を、恨めしそうな視線で見上げる由夏。
「聡志は本当に酷いよ!」
「いや、だからなんなんだよ・・・。」
「だってそうでしょ。5歳の時の約束を破って、友達にからかわれたくらいで、由夏にずっと冷たくして。でも高校の卒業式の日に、やっとカレカノになれた時、約束してくれたよね。それまでの分、一生かけて償うって。」
「由夏・・・。」
「でもさ、結局また約束破って、由夏のこと突き放した。去年の秋、ちゃんと約束したよね。仕事は辞めて、あなたの所に行くって。半年後っていう約束が守れなくて、聡志を不安にさせちゃったのは、確かに由夏も悪かったよ。でも、何で信じてくれなかったの?。酷い、酷過ぎるよ。聡志にとって由夏って、その程度の存在なの?」
「いや・・・それは・・・。」
さっきまでとは一転、由夏の可愛くも真剣な恨み節に、俺は言葉に詰まる。
「でも、惚れた弱みで、もう1回だけ許してあげる。だけど、もし今度こんなことして、由夏を裏切ったら、絶対に許さない。本気だからね!」
そう言って、潤んだ目で、俺を見上げる由夏。この子が、この数か月の間、どんなに辛くて、悲しい思いをして来たかが、胸に迫って来る。
「わかった、約束する。由夏、本当にごめん。もう絶対に離さないから。今度こそ、ちゃんと由夏を一生大事にして、一生幸せにするから。だからずっと側に居てくれ、ずっと一緒にいて欲しい。由夏!」
「うん・・・わかった。聡志がちゃんと捕まえておいてくれれば、由夏はどこにも行かない。行くわけないじゃない・・・。」
そんなことを言って来る、自称「とびきりラブリィでキュ-ト」な俺の彼女が、ただひたすらに愛しくて、俺は更にきつくきつく、由夏を抱きしめていた。