待ちかねたGW。今年はカレンダー通りの休みとはならなかったが、なんとか3連休を確保した私は、聡志のもとに向かった。
実はもし、聡志が一軍に昇格していると、会えなくなるはずだった。どちらを望むべきかは、かなり難しい問題だったが、やはり2人の時間を持つことは、今の私達には、特に必要なことに思えた。
前回会ってから、1ヶ月半。遠恋になってからの私達にとっては、決して長いご無沙汰ではなかったはずなのに、今回のブランクがやたら長く感じられたのは、何か心の中に不安を抱いていたからだろう。
聡志のいないマンションに足を踏み入れる。瞬間、私はホッとした。この部屋は間違いなく聡志の部屋、聡志の存在しか感じられない部屋。この感覚は、私しかわからないはずだ。
「もう相変わらず、汚いんだから。」
口では、そんなことを言いながら、せっせと窓を開け、換気をして、掃除に勤しむ。この部屋に私の存在を植え付けるかのように。
そして近くのスーパーに。どうせ、いつも外食とコンビニ弁当ばっかりなんだろうから、今夜はお魚と野菜をたっぷり食べさせてやろう。
そうやって、聡志の帰りを待つ。早く会いたい、ギュッってして欲しい、してあげたい。私はインターフォンが鳴るのを、ひたすら待った。
そして、その時が来た。私は子供のように、顔を輝かせ、玄関に走り、ドアを開く。その瞬間、恋人も、パッと表情を輝かせたのが、ハッキリわかった。
「ただいま、由夏。」
「お帰り、聡志!」
聡志がドアを閉めるの待ちかねたように、私が飛びつく。しっかり抱き止め、ギュッってしてくれる聡志。私だって負けずに抱き返す。
「聡志、会いたかったよ〜。」
「俺もだ。」
聡志の声、聡志のぬくもり、聡志の匂い・・・とにかく、聡志の全部が心地よくて、愛しくて。
いつまでもこうしていたい・・・心からそう思った。
実はもし、聡志が一軍に昇格していると、会えなくなるはずだった。どちらを望むべきかは、かなり難しい問題だったが、やはり2人の時間を持つことは、今の私達には、特に必要なことに思えた。
前回会ってから、1ヶ月半。遠恋になってからの私達にとっては、決して長いご無沙汰ではなかったはずなのに、今回のブランクがやたら長く感じられたのは、何か心の中に不安を抱いていたからだろう。
聡志のいないマンションに足を踏み入れる。瞬間、私はホッとした。この部屋は間違いなく聡志の部屋、聡志の存在しか感じられない部屋。この感覚は、私しかわからないはずだ。
「もう相変わらず、汚いんだから。」
口では、そんなことを言いながら、せっせと窓を開け、換気をして、掃除に勤しむ。この部屋に私の存在を植え付けるかのように。
そして近くのスーパーに。どうせ、いつも外食とコンビニ弁当ばっかりなんだろうから、今夜はお魚と野菜をたっぷり食べさせてやろう。
そうやって、聡志の帰りを待つ。早く会いたい、ギュッってして欲しい、してあげたい。私はインターフォンが鳴るのを、ひたすら待った。
そして、その時が来た。私は子供のように、顔を輝かせ、玄関に走り、ドアを開く。その瞬間、恋人も、パッと表情を輝かせたのが、ハッキリわかった。
「ただいま、由夏。」
「お帰り、聡志!」
聡志がドアを閉めるの待ちかねたように、私が飛びつく。しっかり抱き止め、ギュッってしてくれる聡志。私だって負けずに抱き返す。
「聡志、会いたかったよ〜。」
「俺もだ。」
聡志の声、聡志のぬくもり、聡志の匂い・・・とにかく、聡志の全部が心地よくて、愛しくて。
いつまでもこうしていたい・・・心からそう思った。