披露宴が始まった。悠と白鳥先輩。式から引き続きの和装で登場の2人を、万雷の拍手で迎える招待客。
高砂席に立ち、ゲストに向かって一礼する新郎新婦は、凛々しく、そして本当に美しかった。
ケーキカット、主賓挨拶、乾杯・・・宴はつつがなく進行して行く。やがて、新郎新婦は一時中座、お色直しの為だ。今度は当然ドレス姿のはず。
「キレイだろうなぁ、きっと。楽しみだね。」
「うん・・・。」
ということで、ただいま私は、加奈と出て来るお料理を堪能しながら、「しばしご歓談」タイム中。今回私は新婦側、聡志は新郎側のゲストだから、席は離れている。
「それにしても、舞ちゃんはいい子にしてるよね。」
そう、舞ちゃんは、式の時はスヤスヤ眠ってたし、今は悠のお母さんに抱っこされてご機嫌の様子。ママの姿が見えないのに、グズることもない。
「人見知りしないんだねぇ、可愛い。」
「うん・・・。」
「ねぇ由夏、どうしたの?」
いろいろ喋りかけてるのに、生返事しか返さない私に、加奈が不思議そうに声を掛けてくる。
「緊張、してる・・・。」
「えっ?」
「思ってた以上に人が多いし、なんか会社のお偉いさんみたいな人もいっぱい居てさ・・・そんな人達の前で、話さなきゃならないって思ったら、ちょっとビビってる。」
正直に答える私。
「そっか・・・でも、こう言っちゃなんだけど、たぶんあんまりみんな聞いてないと思うし、大丈夫だよ。」
「加奈、悪いけどそれ、あんまり励ましにも慰めにもなってない。」
「ゴメン・・・。」
そうこうしているうちに、会場は再び暗転。一転、洋装で登場の新郎新婦。純白のドレスに身を包んだ悠は、同性の私から見ても、メチャクチャ綺麗だった。
「悠、キレイ〜。」
加奈は、興奮を隠せないまま、バチバチ携帯で撮りまくってたけど、私は緊張の為、イマイチ弾けられない。ア〜ァ、やっぱりスピーチ断ればよかったかな・・・。
高砂席に立ち、ゲストに向かって一礼する新郎新婦は、凛々しく、そして本当に美しかった。
ケーキカット、主賓挨拶、乾杯・・・宴はつつがなく進行して行く。やがて、新郎新婦は一時中座、お色直しの為だ。今度は当然ドレス姿のはず。
「キレイだろうなぁ、きっと。楽しみだね。」
「うん・・・。」
ということで、ただいま私は、加奈と出て来るお料理を堪能しながら、「しばしご歓談」タイム中。今回私は新婦側、聡志は新郎側のゲストだから、席は離れている。
「それにしても、舞ちゃんはいい子にしてるよね。」
そう、舞ちゃんは、式の時はスヤスヤ眠ってたし、今は悠のお母さんに抱っこされてご機嫌の様子。ママの姿が見えないのに、グズることもない。
「人見知りしないんだねぇ、可愛い。」
「うん・・・。」
「ねぇ由夏、どうしたの?」
いろいろ喋りかけてるのに、生返事しか返さない私に、加奈が不思議そうに声を掛けてくる。
「緊張、してる・・・。」
「えっ?」
「思ってた以上に人が多いし、なんか会社のお偉いさんみたいな人もいっぱい居てさ・・・そんな人達の前で、話さなきゃならないって思ったら、ちょっとビビってる。」
正直に答える私。
「そっか・・・でも、こう言っちゃなんだけど、たぶんあんまりみんな聞いてないと思うし、大丈夫だよ。」
「加奈、悪いけどそれ、あんまり励ましにも慰めにもなってない。」
「ゴメン・・・。」
そうこうしているうちに、会場は再び暗転。一転、洋装で登場の新郎新婦。純白のドレスに身を包んだ悠は、同性の私から見ても、メチャクチャ綺麗だった。
「悠、キレイ〜。」
加奈は、興奮を隠せないまま、バチバチ携帯で撮りまくってたけど、私は緊張の為、イマイチ弾けられない。ア〜ァ、やっぱりスピーチ断ればよかったかな・・・。