「俺は事前に樹からマンションの鍵を
を借りて部屋の飾り付けをしていた
そこに樹が戻ってきた
俺は樹を君に渡したくなかった…
だから飲み物に睡眠剤を入れて樹に渡した
たぶん30分くらいで眠くなるはずだった
もし会場に樹が行かなかったら
君が樹を諦めると思ったから…
だけど樹は君の元へフラフラしながら
行こうとした
俺は止めたが…樹は君と桃李くんが
待ってるからと…
マンションから出て階段の所で
ふらついて落ちたんだ
運転手と一緒にこの家に運んだ
そして樹をドクターに診てもらった
そしたら首の骨を折っていたんだ
そして首から下が麻痺したんだ
その時思ったよ
これで樹は俺の物だって」



「そんな…じゃあ樹は生きてる
んですか⁇」



「あ〜」



私は倒れそうだった



「萌大丈夫か⁇」




晃一さんはずっと肩を抱いてくれていた




「樹はどこにいるんですか⁇」



泣きながら社長に聞いた



「待ってて」