会社に着くと社長秘書の人に呼ばれた



智子は



「どうしたの⁇」




「わからない…行ってくるね」



と言って私は社長秘書の人について行った



エレベーターに乗った



このエレベーターは役員専用だ



どこに行くんだろう⁇



エレベーターを降りるとふかふかの



絨毯が敷いてあった



ヒールの音が聞こえない



社長室の前



秘書がノックをする




ドアを開け



「大倉萌さんです」




「入りなさい」




と言う声が聞こえた




私は社長室に入った




窓の方を向いていた社長がこちらを向いた



「初めてまして大倉萌さん
晃一の父です」



「えっ!」



「驚きましたか⁇
晃一から聞いてませんか⁇」



「はい…すみません」



「まあ立ち話もなんだから座って」



「はい」



私はソファに座った