飲み物を出そうとしたが



いらないと



大倉の子どもは俺に



「萌と付き合ってるんてすか⁇」



と、聞いてきた



「いや」



「だってさっきマンションの下で…」



「あ〜さっきまでここにいた」



「やっぱり!」



「萌の事どう思ってますか⁇」



「どう⁇って片思いだ」



「片思い⁇」



「大倉は何にも思ってないと思う
ただの上司しか…」



「そうですかね⁇」



「どう言う意味だ⁇」



「ただの上司なのに…マンションまで
行きますか⁇気持ちがなければ
入らないでしょ⁇」



「それは俺が食事に招待したからだ」



「じゃあ萌の事あきらめてもらえますか?」



「いや それは出来ない!」



「どうしてですか⁇」



「俺は大倉が好きだ
さっき大倉から全部聞いた君の事も…
俺は大倉を守りたいと思ってる」



「本当に守りたいんですか⁇」



「あ〜守る!」



「じゃあ俺と萌が普通の親子の関係じゃ
なくても…好きでいられますか⁇」



「どう言う意味だ」



「俺は萌を愛してる」



「愛してる⁇親子なのに⁇」



「あ〜初めて萌に会った時から
母親なんて思った事はない!
ずっと萌はあんたが現れるまで俺の側に
いたんだよ
俺はそれでよかった
萌がいれば…それでよかった…
萌に近づく男は許さない
あんたが近づかなければ俺は萌に…
あんな事しなかった…」



「大倉に何をした⁇」



「……」



一体大倉に何をしたというんだ



「萌を抱いた…」



「何⁇お前!」



俺は殴っていた



「萌の所に…行ってくれ…」



どういう事だ⁇