「どういう意味ですか?」
「寄りかかるのは俺であるようにって、願掛けしといた。」
「・・・」
莉緒は和哉の背中に顔を埋める。

和哉は自分の部屋に莉緒を運ぶと、靴を脱がせてリビングでおろした。

「座れ」
そう言われて莉緒はソファに座る。

和哉は莉緒をのこしてキッチンへ向かうと、ワインを手にして莉緒の元へ戻ってきた。
「のむぞ」
「・・・」
その言葉に莉緒は微笑んで頷いた。