達也ッてゆぅんだ。
「俺の友達。皆仲良くてやってなぁ♪皆も自己紹介」
「まずは俺から。野々原 陸。こいつの親友やらしてもらってまーす♪よろしく」
「あ…えっと…美紀です!!よろしく」
次私かぁ~
なんていよぉ…
「えっと…美羽です。よろしく」
普通すぎたよ…(涙)
「よし、自己紹介終わり。だいたい分かった?」
まだ寝ぼけてるのか、達也はボーッとしたまんま。
「だいたいは、分かった」
ボーッとしたままゆう達也。
本当に分かったのか?
そこから皆で語をしたり、TVみたりした。
それで達也のいろんな事を知った。
学校は行かずに鳶をしていること。
家はこの近くだとゆうこと。
年はさっき私が思った通り、同い年だとゆうこと。
最初は怖かったけど、慣れてきたらそうでもなかった。
普通に会話出来てるし、美紀ももぅ怖がってないみたい。
皆で話していると、もぅ夕方になっていた。
「そろそろ帰るね」
先に言いだしたのは美紀だった。
美紀の家は親が厳しいらしい。
「じゃぁ、私も帰るね」
男三人に女子一人は嫌だったから私も帰る事にした。
「おぅ。また明日なぁ」
「うん。また明日」
そう言って私達は帰った。
俺が目を覚めると、健司とその他に三人いた。
そっか…
今日紹介したいやつらがいるってゆってたっけ。
こいつらか。
あーあ。
まだ眠い…
また寝かけの時に健司がバシバシ背中を叩いてきた。
「ほら、あいさつ」
あいさつッて…
「松山達也です。よろしく」
これでいいのか?
ッてゆうか…
なんで女子二人あんな怯えた目で俺を見るんだ?
俺が怖いのか?
次に三人が自己紹介していく。
陸ッてゆうやつは、健司の親友かぁ。
一人の女の子はすごく戸惑ってるのが分かった。
最後に自己紹介した女はすごく俺に似た自己紹介だなッと思った。
それから皆で話しをした。
二人の怯えた目はいつのまにかなくなっていた。
まぁ、これで良かったかな。
これから皆と仲良くしていこぉ。
暗闇…
皆の泣く声
お父さんと
お母さんの
笑った写真がかざられている。
「まだ幼いのに可哀相ね…」
「なんでこの子泣かないのかしら」
「まだ幼いから分かってないのよ」
周りから飛び交う声…
私は幼くて、何も分かってなかったんだ。
お父さんと
お母さんが死んだ事なんて。
「ー…ッう」
「美羽!!」
は!!
私また寝てた!!
今は授業中だった。
春はポカポカしてて、すぐ寝てしまう。
それに…
また過去の夢…
私には幼い頃から父さんと母さんわいない。
事故でなくなったから。
そのせいで、幼いころいじめを受けた。
『こいつ、ママとパパいないんだって~』
『えー。そうなの?』
『うちのパパとママがあのことは仲良くしたら駄目だってさ』
そして、差別された。
ただ親がいないだけで…
幼い頃の私は、ずっと母さんと父さんは帰ってくると信じていた。
そして、私は今親戚の家で預けられている。
今でも親がいないとゆったら皆離れて行きそうで、怖くて、誰にもゆってない…
ただ幼馴染みの健司だけがその事を知っている。
健司だけが今のトコ受け止めてくれている。
それがまだ嬉しかった。
授業が終わり、帰る事になった。
学校が始まり、もぅ一か月がくる。
私達は毎日のように健司の家に行き、達也も入れて皆で話しをしたりするようになった。
まぁ、溜まり場だ。
いつものように健司の部屋に入るとそこにはもぅ達也がいた。
「よ!!今日わ早いなぁ」
健司が達也に歩みよる。
「あぁ、今日はなんでか早く帰らしてくれた」
タバコに火をつけながら達也はゆった。
なんでタバコ吸うのに背は高いんだろぉ。
「何?なんかついてる?」
「いや、なにも」
いきなり話し掛けられ、びっくりした。
私そんなに達也の事見てたっけ?
「そういえばさぁ、達也ッて兄弟いんの?」陸が達也にゆった。
達也の兄弟かぁ…
なんか知りたいかも。
「俺は兄弟いないよ。一人っこ」
へぇ~
なんかあってるかも。
「俺は妹いるよ。でも、毎日うるさいんだよ」
陸がしかめっ面でゆった。
「私もね、弟いるんだけどうるさいんだぁ」っと美紀がゆう。
皆うらやましぃな…
私はいないから。
「ねぇ、美羽わ?弟とかいないの?」
「そぉいやぁ、俺美羽の家族関係の話し聞いた事ねぇや」
美紀がゆった次に陸がゆってきた。
達也は黙って私を見ている。
健司も私の事情を知っているから何もゆわないない。
できるだけ私は家族関係の話しをしたくない…
また嫌われるような気がして…
「私はね…一人っ子だよ」
ここまでゆうのが、精一杯だ。
「じゃぁさ、親何歳なん?」
唐突の質問。
その質問をしてきたのは、達也だった。
どう答えたらいいんだろ?
適当にごまかせばいいかな。
「わかんないや」
私は笑ってごまかした。
「親の年齢とかいちいちわかんねぇよなぁ」
健司が笑いながらゆう。
ナイス!!
フォロー♪
「そかぁ、まぁそうだよな」
よし!!
諦めてくれた。
「でもさぁ、親ッてウザイよな。なんでもかんでもゆってくるしさぁ!!」
暗い過去がよみがえる。
「それに、参観日なんか一回も来なかったんだぜ」
陸が話しを繰り返す。
参観日…
私も誰も来なかった。
暗い過去が次々と頭の中で再生される。
気が付くと視界がぼやけて、もぅ涙が溢れ出しそうだ。
でも、今泣いたら駄目だと思い必死にこらえる。
「美羽…?」
それにきずいた美紀は、私の顔を覗きこむ。
涙がたえれなくなり、頬に一筋の涙が流れた。
「ちょッ…美羽どうしたの!?」
美紀は私が泣いているから驚いている。
「美羽大丈夫か!?」
「俺、なんかゆったか?」
健司と陸が心配してくれる。
皆優しくしてくれるから余計に涙が溢れてくる。
「はい。ティッシュ」
そうゆって何もゆわずに達也はティッシュを差し出してくれた。
「ありがとう…」
私はティッシュをとり涙をふいた。
「なんで泣いたの?私達で良かったらなんでも話し聞くよ」
心配そうに私の顔を見る美紀。
本当にゆっても引かないだろうか…
もしゆったら皆離れるのかな…
「大丈夫。皆受け止めてくれる。」
すべての事情を知っている健司がゆった。
健司の言葉を信じて私はゆう事にした。
「皆…聞いてくれる?」
「うん!!」
そして、私は話した。
親がいないことや、今までの事。
全部話した。
「……」
すべてを話し終えた後皆沈黙になった。
やっぱり…
話さない方が良かったのかな…
そう思っていると、
達也が口を開いた。
「よぉ今まで頑張ったな」
そうゆって私の頭を撫でてくれた。
「今日から俺がお前の兄ちゃんになったるわ」
え…?
兄ちゃん?
「私はほな妹やな」
美紀が続けてゆった。
妹…?
「3兄弟やな」
ッと陸がゆった。
「だから、これからはなんでも兄ちゃん達に話してきなさい」
達也が笑ってゆった。
皆…
私は皆の暖かさにまた泣いてしまった。
「泣き虫ぃ」
健司が私の頭をなでながらゆった。
ほんま良かった…
「ありがとう」
涙を拭きながら、私は感謝した。
この日から…
一つの恋が始まった。