苦しくて、でも、もっと欲しくて


もっと、こーくんの熱を感じたくて


無意識にこーくんの首に手を回して
自分の方にこーくんを引き寄せてた




「……そんな風にされたら、止まらなくなる」



唇を離したこーくんは
上気した顔で私を見つめ
少しかすれた声で困ったように言う


視界が涙でぼんやりして

頭がふわふわして

難しいことなんてもう何も頭に入ってこない


ただ、浮かんだ気持ちを口にする



「……こーくん……もっと」



声までとろんとして、甘くなる


求めるようにこーくんの服を指先で掴めば



「……っ、……ほんとに、……限界…っ」



しんどそうに呟いて
こーくんはベッドの上に私を押し倒す