久しぶりに困ってた
……どうしよう、と内心頭を抱えていた
「……聞いてるの?」
苛立ったような声にはっとして
意識を現実に戻す
学校に着いて早々
私は裏庭に呼び出されていた
目の前には隣のクラスの女の子が数人
みんな、ぴりぴりとした雰囲気で
浮かべてる表情も険しい
「あの、だからね
あれは事故で…」
「嘘つかないで
あなた、矢橋君と付き合ってるくせに
伊崎君にも手を出して」
慌てて弁解するも、すげなく一蹴される
「写真、送られてきたの
あなたが伊崎君に色目使ってたって」
どうやら昨日のあの瞬間を目撃した人がいたみたいで、その事で私はここに呼び出された
どうやら今回はこーくんだけじゃなくて
すーちゃんに好意のある女の子もいるみたい
証拠を押さえた刑事のように
手に持っていたスマホの画面をずいっと
私に押し付けるように見せつける
……写真だけ見れば確かに
勘違いされてもおかしくないけど
あの近くにいたなら
あれが事故だって、様子を見てれば分かるはず
きっと、私を良く思ってない子が
わざとそんな風にこの子達に伝えたんだろう
わざわざ写真まで撮って
……どうしよう、と内心頭を抱えていた
「……聞いてるの?」
苛立ったような声にはっとして
意識を現実に戻す
学校に着いて早々
私は裏庭に呼び出されていた
目の前には隣のクラスの女の子が数人
みんな、ぴりぴりとした雰囲気で
浮かべてる表情も険しい
「あの、だからね
あれは事故で…」
「嘘つかないで
あなた、矢橋君と付き合ってるくせに
伊崎君にも手を出して」
慌てて弁解するも、すげなく一蹴される
「写真、送られてきたの
あなたが伊崎君に色目使ってたって」
どうやら昨日のあの瞬間を目撃した人がいたみたいで、その事で私はここに呼び出された
どうやら今回はこーくんだけじゃなくて
すーちゃんに好意のある女の子もいるみたい
証拠を押さえた刑事のように
手に持っていたスマホの画面をずいっと
私に押し付けるように見せつける
……写真だけ見れば確かに
勘違いされてもおかしくないけど
あの近くにいたなら
あれが事故だって、様子を見てれば分かるはず
きっと、私を良く思ってない子が
わざとそんな風にこの子達に伝えたんだろう
わざわざ写真まで撮って