ベッドの縁に座ってるこーくん

そんなこーくんに拘束されて
かれこれ10分くらい立ちっぱなしの私


………恋人になったら


こーくんのこういう愛情表現にも段々慣れて動揺しなくなるかなと思ったけど……



……全然だめ



全然慣れない



むしろ前よりどきどきする



誰かに見られてるわけでもないのに
すごく恥ずかしくて顔の熱は全然引かない




「つむぎちゃん、すごくどきどきしてる」

「!こ、こーくんっ、胸に耳当てないで!!」



体を離したかと思えば
こーくんは私の胸元に顔を近づけてきて



「えー、やだ
もっと聞きたい」

「……意地悪なこーくん、きらい」

「うーん……そんな顔で言われても可愛いだけかな」


真っ赤になって
ぼそりと呟く私にこーくんは意地悪く笑う