「奈和ちゃん!」
その声でオレは勢いよく振り返った。
視線の先にいたのは、
相澤の恋敵、
樋口春樹だった。
「な、奈和...ちゃん...」
相澤は驚きのあまり口をあんぐりと開ける。
オレもあまりの衝撃に足が凍ったように動かなかった。
「おはよう、春くん」
「は、は、は...春くん?!」
相澤は失神間際。
オレも一瞬意識が遠退いた。
一体この2人に何があったというんだ?
冬休み中に急展開過ぎじゃないか。
「実は...俺と奈和ちゃん、付き合うことになったから」
「え、えーーー!!」
相澤の大声が階段に響き渡った。
何事かとオレ達を白い目で一瞥し、上っていく生徒達。
樋口は動じることなく畳み掛ける。
「だから今後はむやみに関わって来ないでほしい。2人の時間を大事にしたいんだ」
「そ、そんな......」
「奈和ちゃん行こうか」
「うん」
2人が先に上っていく。
オレと相澤は無人島に取り残されたかのようにしばらく呆然としてその場から動けなかった。
その声でオレは勢いよく振り返った。
視線の先にいたのは、
相澤の恋敵、
樋口春樹だった。
「な、奈和...ちゃん...」
相澤は驚きのあまり口をあんぐりと開ける。
オレもあまりの衝撃に足が凍ったように動かなかった。
「おはよう、春くん」
「は、は、は...春くん?!」
相澤は失神間際。
オレも一瞬意識が遠退いた。
一体この2人に何があったというんだ?
冬休み中に急展開過ぎじゃないか。
「実は...俺と奈和ちゃん、付き合うことになったから」
「え、えーーー!!」
相澤の大声が階段に響き渡った。
何事かとオレ達を白い目で一瞥し、上っていく生徒達。
樋口は動じることなく畳み掛ける。
「だから今後はむやみに関わって来ないでほしい。2人の時間を大事にしたいんだ」
「そ、そんな......」
「奈和ちゃん行こうか」
「うん」
2人が先に上っていく。
オレと相澤は無人島に取り残されたかのようにしばらく呆然としてその場から動けなかった。