「今日はありがとな。こんな遅い時間になっちゃってごめん」


「気にしないで。わたしすっごく楽しかったし、れおくんが美味しそうに食べてくれるから嬉しかった」


「本当に美味しかった!マジで夏音がカノジョで幸せだなって思った。これからも美味しい料理、お願いします!」


「もちろん!わたし、れおくんのために一生料理作る覚悟してるから」



今日もおのろけは全開なようだ。


オレは、どこにも連れて行ってあげられなかった代わりに初詣の約束を取りつけた。


これで新年初日から夏音といられる。


いつだってオレは夏音と一緒にいるんだ。



「夏音、気をつけて帰れよ。あと体冷やさないように布団ちゃんと被って寝ろよ」


「れおくん、それそのままお返しする」


「なんだと~」


「ふふふっ。やっぱりれおくん面白い。来年もよろしくね」


「おう」